【秩父夜祭2025】花火・屋台(山車)・歴史・開催情報・駐車場・アクセス方法を徹底紹介

イベント

埼玉県秩父市で毎年行われている「秩父夜祭」。

この350年もの歴史のある祭りは「日本三大美祭」にも数えられています。

今回は「秩父夜祭」の日程・開催情報・歴史・花火情報・アクセス方法・駐車場・臨時列車情報を詳しく紹介します。

秩父夜祭(ちちぶよまつり)概要

引用:https://www.chichibu-jinja.or.jp/

「秩父夜祭」は350年もの歴史を誇る伝統ある祭りです。
京都の「祇園祭」・飛騨の「高山祭」と並び「日本三大美祭」と言われています。

「秩父夜祭2025」は12月2日(火)と12月3日(水)の2日間に渡って開催されます。

宵宮

12月2日(火)は「宵宮」と呼ばれ、前夜祭のような日となっています。
この日には「御神馬奉納」という神様の馬を神社に納める行事や「神楽演奏」という神様の音楽を演奏しながら、町中を「笠鉾や屋台」が動きまわる「曳き回し」という行事が行われます。

*笠鉾(かさぼこ)・・・背の高いお祭り用の大きな飾り物つきの山車(だし)。
最も巨大なもので高さ約20メートル、重さ約20トンにもなる。
*屋台(やたい)・・・お祭り用の動く舞台のような山車(だし)。
舞台を広げることもでき、そこで毎年「屋台芝居」という伝統的なお芝居が行われている。

大祭

12月3日(水)は「大祭」と呼ばれ、この祭りもメインとなる日となっています。
この日には「御神馬宮詣」や「神楽」「例大祭の祭典」という神様の行事がお昼頃から行われます。
また、4台ある屋台のうち毎年違った1台では「屋台芝居」という伝統的なお芝居が行われます。

神幸祭

12月3日(水)の夜は「神幸祭」と呼ばれ、神様がお出かけする時間となります。
毎年18時30分頃になると、神様を乗せた神輿(みこし)が神社から少し離れた「御旅所」に移動します。

その後には、神社関係者や神様の道具、神馬などの行列が続き、後方に6台の「笠鉾や屋台」が続いて19時頃から順次出発します。
「御旅所」には前方の行列が20時頃「笠鉾や屋台」は22時頃までに到着します。

クライマックス

そしてクライマックスには「御旅所」の前にある「団子坂」という急な坂で、約20トンの「笠鉾や屋台」を一気に引き上げます。
このタイミングで花火も打ち上げられ、まさに「秩父夜祭」の最大の見どころとなっています。

「秩父夜祭」は地元も全面協力で運営しており、お祭りで通る踏切は「笠鉾や屋台」が通れるように、電線が取り外し可能な仕組みになっています。
また、祭り当日の夜には電車のダイヤを特別に運休し、その後増発するなどという特別対応となっています。

秩父夜祭の歴史

「秩父夜祭」の正確な起源については、明らかではありませんが秩父神社の創建以前の2000年以上前だと考えられています。

お互いが相思相愛の「妙見菩薩」という女神と「武甲山の神」という正妻のいる男神が、年に一度夜祭の晩だけ会うことが許されている。という物語が「秩父夜祭」のさまざまな風習となっていると言われています。

この「妙見菩薩」という女神が秩父神社に祀られるようになったのは鎌倉時代だと言われています。
当時の幕府から「2頭の神様の馬」が贈られ、この頃から現在の「秩父夜祭」の一部でもある神馬が同行する行事が始まったと言われています。

江戸時代中期ごろから、現在の「秩父夜祭」に近いお祭りの形になっていったと言われています。
当日は「妙見大祭」と呼ばれており、この時代から現在の笠鉾2台、屋台4台の山車での「曳き回し」が行われるようになりました。

そんな「秩父夜祭」は現在では国の重要無形文化財に「笠鉾や屋台」などの山車は国の重要有形文化財に指定されています。
また、2016年にはユネスコ無形文化遺産にも登録されるなど、日本を代表する伝統行事として有名になりました。

秩父夜祭2025 花火大会情報

引用:https://navi.city.chichibu.lg.jp/

12月2日(火) 370発

19時00分~ 単発花火スターマイン

12月3日(水) 4100発

第一部 19時30分〜 オープニングスターマイン大会
第二部 20時20分〜 煙火主催町第69回競技花火大会
第三部 21時05分〜 虹のスターマイン大会
フィナーレ 21時50分 黄金の滝

打ち上げ場所

・羊山公園内(一部立ち入り禁止時間有り)
西武秩父駅から徒歩20分

花火観覧会場

・秩父市役所駐車場
西武秩父駅から徒歩5分

花火といえば「夏」のイメージが強いですが、秩父夜祭では全国的にも珍しい「冬の花火」が楽しむことができます。
また、伝統的な笠鉾や屋台とのコラボレーションは他では味わうことのできない感動の風景です。

秩父夜祭2025日程・開催場所

日程 毎年12/2(宵宮)・12/3(大祭)
開催時間 9:00〜22:00
開催場所 埼玉県秩父市・秩父神社周辺
住所 秩父神社 埼玉県秩父市番場町1-3
入場料 無料
トイレ 仮設トイレ有
例年の人出 2日間で約37万人
臨時連絡先 秩父神社 22-0262
秩父まつり対策本部(当日のみ)24-4922

アクセス方法

アクセス方法は鉄道や車などさまざまな方法で可能です。
祭り会場周辺には多数臨時駐車場もありますが、「秩父夜祭」当日は周辺道路の大渋滞が予想されるため鉄道でのアクセスがおすすめです。

鉄道情報(最寄り駅)

秩父駅 秩父神社まで徒歩5分
お花畑駅 秩父神社まで徒歩10分
西武秩父駅 秩父神社まで徒歩15分

臨時駐車場

7:00〜24:00(利用可能時間)
・道の駅ちちぶ裏
・南小グラウンド
・宮地グラウンド
・西小グラウンド

9:00〜24:00(利用可能時間)
・一中グラウンド
・花の木小グラウンド
・ニ中グラウンド

13:00~24:00
・影森グラウンド
※開設時間が変更になりました

臨時駐車場情報詳細
引用:https://navi.city.chichibu.lg.jp/

駐車場料金

大型車 5000円
中型車 3000円
普通車(軽含む) 1000円
二輪車 500円

*大型車・中型車は「道の駅ちちぶ裏」臨時駐車場のみ利用可能
*秩父夜祭交通案内所連絡先・・・0494-25-6015

臨時列車情報

引用:https://www.seiburailway.jp/

「秩父夜祭」が開催期間の12月2日(火)と12月3日(水)は混雑が予想されるため臨時特急列車及び普通列車の増発が実施されます。

臨時列車(西武鉄道)

・12月2日(火)
上り特急列車1本を飯能駅始発から西武秩父駅始発に変更。

・12月3日(水)
午前11時台より池袋駅発西武秩父駅行きの特急列車を増発(約30分間隔での運行)。
帰宅時間帯(22:00〜)にも西武秩父駅発の上り特急列車及び普通列車の増発。
この時間は飯能〜西武秩父駅間は特別ダイヤによる運行。

西武鉄道特別ダイヤ情報詳細
引用:https://www.seiburailway.jp/

特急料金

池袋駅〜西武秩父駅 大人900円 小児450円
所沢駅〜西武秩父駅
入間市駅〜西武秩父駅
大人600円 小児300円
飯能駅〜西武秩父駅 大人500円 小児250円

まとめ

今回は埼玉県秩父市で開催される「秩父夜祭」について紹介しました。

重要無形・有形文化財やユネスコ無形文化遺産と日本や世界からも高い評価を得ている「秩父夜祭」に一度足を運んでみてはいかがでしょうか?

350年以上続く伝統ある「笠鉾や屋台」と約5000発の「冬の花火」はきっとみなさんの忘れられない体験になることでしょう。

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