近年注目されているサウナには多くの効果が研究により発表されています。
今回はそんなサウナの効果や注意点、さらに目的に応じたおすすめの入り方についてまとめました。
サウナの効果
サウナにはさまざまな病気のリスクを軽減させてくれるというデータが多数あります。
病気リスクを軽減
普段サウナを定期的に理由している人としない人を比べたら主なデータとしては、以下の通りです。
・軽度の認知障害リスク66%減
・心筋梗塞52%減
・アルツハイマー65%減
・うつ病等の精神疾患77%減
これらのさまざまの効果によって、病気から体を守り、健康寿命を伸ばすことのできる効果があります。
血行が良くなる
サウナに入ると体は熱を外に逃がそうとする反応が起きます。その結果血管が広がり、血行が良くなるといった効果があります。
血行が良くなるのとで、筋肉疲労や体の炎症の解消に繋がります。
肌が綺麗になる
サウナが温泉と比べて違う点は、顔を温められるという点です。
サウナに入ることで、老廃物を排出してくれる効果もあります。普段なかなか温めることの出来ない顔を温めることで、毛穴を広げ、老廃物を排出し明るい顔色になります。
睡眠の質が良くなる
サウナは温泉と比べて温度が高いため、より体の芯まで温まりやすくなります。
体の芯まで温まる(深部温度が高くなる)ことは、睡眠の質を高めることと直接的に関わっています。
サウナの注意点
サウナはさまざまな効果がある一方、注意しなければならない点もあります。
心臓に疾患を抱えている人は控えることが推奨されています。サウナのような高温や水風呂などの低温などの温度変化は心臓に負荷をかけるため危険が伴うため注意が必要です。
疾患の持たない方に関しては、ある程度の負荷をかけることでさまざまな効果に繋がるため問題はありませんが、適切な温度や時間を守ることが大切です。
サウナは脱水症状などの危険もあります。多くのサウナは80°〜100°に設定されているものが多く、利用時は大量の汗をかきます。
自分の限界を越えてしまい、脱水症状になるケースも多く報告されています。
サウナを利用する際は、無理をしすぎないことや、利用前後でしっかりと水分補給を行うことが大切です。
おすすめの入り方「疲労回復」
疲労回復を目的としている人へのおすすめの入り方を紹介します。
おすすめの入り方は「サウナ7分 水風呂2分 外気浴」を3セット行う方法です。
サウナの時間を7分と設定した理由は、体の体温上昇がピークを迎える時間が7分前後である点や、老廃物など7分前後で出始めるというデータを元にこの時間設定としました。
水風呂の時間を2分と設定した理由は、サウナで広がった血管や毛穴を収縮されるために必要な時間が2分であるためです。
ここで血管と毛穴などを引き締めることにより、血流や自律神経などを安定させることができます。
また、水風呂の時間は1分ほどでも充分に効果はあるため、2分の水風呂がきついと感じる方は1分でも問題はありません。
外気浴の具体的に何分がいいのかというデータは少ないため、明確な時間設定は行いませんでした。
しかし、2分程度が最も整うという感覚を感じやすいというデータもあるため、この点などを参考にしながら、自分に合った時間を見つけていくことが大切です。
おすすめの入り方「五感を鍛える朝サウナ」
次に五感を鍛えるためのおすすめの「朝サウナ」の入り方を紹介します。
おすすめの入り方は「サウナ5分 水風呂1分〜3分 外気浴」を2セットから3セット行う方法です。
サウナは脳疲労を低下させ、五感を活性化させるという役割があります。これを朝行うことにより、その日1日の集中力を高める効果やストレスを軽減させる効果があります。
朝サウナを先ほどの7分と設定してしまうと、リラックス効果が強くででしまうことで、1日中眠くなり集中が低下してしまうという注意点があるため、この設定時間となっています。
また、スポーツ選手などが試合前に行うことも効果的で5分程度のサウナは神経伝達が早くなり、パフォーマンス向上に繋がるため、多くのトップ選手の中で取り入れられています。
試合前の10分以上のサウナは、反対に神経伝達を低下させる可能性もあるため、目的に応じて使い分けることが大切です。
まとめ
サウナの効果は近年の研究で健康と大きく結びついていることがわかってきています。
サウナは、入る時間や水風呂との組み合わせによって、効果が変わってきます。
その効果を理解し、目的に応じたサウナの入り方を行うことで、よりサウナの効果を感じることができかもしれません。



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