強い毒を持つアカカミアリが国内で新たに発見!ヒアリとの違いや刺されたときの対処法も解説

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10月22日。強い毒を持ち特定外来生物のアカカミアリの女王アリが愛知県で初めて確認されました。
今回は、そんなアカカミアリについてやヒアリとの違い、さらに刺された際の対処法についての情報をまとめました。

アカカミアリとは?ヒアリとの違いも

引用:https://www.city.osakasayama.osaka.jp/

アカカミアリ ヒアリ
生息地 アメリカ南部から中部 南アメリカ
生息場所 裸地や草地など 公園や農耕地など
エサ 植物の種など 雑食性
体長 およそ3〜5ミリ およそ2〜6ミリ
性格 水を浮かんで集団で移動 小型哺乳類などを集団で攻撃
見た目 腹部が赤っぽい印象 腹部が黒光している印象

どちらも似ている特徴が多くありますが、主に腹部に異なる部分があります。
アカカミアリもヒアリ強い毒性を持っていますが、ヒアリと比べるとアカカミアリの毒性は強くありません。
しかし、攻撃性に関してはヒアリよりもアカカミアリの方が強力的であるという特徴があるため注意が必要です。

これまでアカカミアリとヒアリの確認された地域は?

まず近年、アカカミアリが日本で確認されていた地域は主に沖縄県、大阪府、兵庫県のおよそ3都道府県でした。今回の愛知県でのアカカミアリの確認はそれらに続いて4都道府県目になりました。

一方、ヒアリはアカカミアリ同様、沖縄県、大阪府、兵庫県などをはじめとした他に、東京都や神奈川県などを含めた18都道府県でこれまで確認されています。

アカカミアリもヒアリとどちらとも確認された場所は港付近である場合が多く、海外からのコンテナに紛れての国内への侵入が疑われています。
現時点での国内での大幅な繁殖は確認されていません。

アカカミアリやヒアリに刺されるとどうなるのか?

アカカミアリとヒアリはともに強い毒性を持っており、刺された場合には注意が必要です。

アカカミアリに刺されるとチクッとした痛みを感じることが特徴です。蜂などに刺されると痛みなどと比べるとそれより弱い程度の痛みだと言われています。
刺された際の症状としては、その後数日継続的に痛みや発熱が起きることが多く報告されています。

一方ヒアリにも強い毒性があるため刺された場合痛みを感じます。ヒアリはアカカミアリより強い毒性を持っているため刺された際、激しい痛みを感じることが報告されています。
また、刺された際にアナフィラキシーショックを起こす事例もあり注意が必要です。
刺された際の症状としては、息苦しさやめまいなどを引き起こすことが報告されています。

刺された際の症状は個人差があるため、決して油断せずに対応にあたる事が大切です。

もしアカカミアリやヒアリに刺されてしまった場合以下の手順で対応しましょう。
①刺さた箇所を水や石鹸などで使いしっかりと洗い毒を落とす
②刺された箇所はすぐに腫れが酷くなる場合があるので、炎症を治めるため刺された箇所を冷やす。
③数十分は安静にして状態を確認する。
④症状悪化してきた場合は病院を受診する。

刺された際の症状は個人差があるため、決して油断せずに対応にあたる事が大切です。

見つけた時の対処法と気をつける事

もしアカカミアリやヒアリを見つけた場合でも絶対に触らないことが大切です。

また、巣などを見つけた場合でも、近づくことでアリ達が攻撃的になる可能性があるため、巣を見つけたらすぐに離れることも大切です。
アカカミアリやヒアリの疑いのあるアリを見つけた場合は、専門機関での対処が必要なため、環境省のヒアリ相談ダイヤルに電話するか各地域の保健所に連絡しましょう。

もし自分自身で対処しなくてはいけない状況に陥った場合は、一般的なアリなどに使用されるような殺虫剤などでも効果はあるため、そのようなアイテムでの対処が可能です。

まとめ

今回はアカカミアリとヒアリの情報についてまとめてみました。
なかなか日本では馴染みのないアリの種類ですが、近年国内で確認される数が増加しており注意が必要です。
もしアカカミアリやヒアリの被害に遭ってしまった場合でも決して焦る事なく、専門機関での適切な対処を受けましょう。
正しい知識などを理解しておく事が自分や大切な人達の身を守ることに繋がります。

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