長野県野沢温泉で毎年行われている「道祖神祭り」は、国の重要無形民俗文化財に指定されている小正月に行われる火祭り行事です。
本記事では、「道祖神祭り」の日程・開催情報・見どころ・注意点・アクセス方法・駐車場情報などを詳しく紹介します。
道祖神祭り2026年基本情報
「道祖神祭り」が開催される「長野県の野沢温泉村」は、標高300mから1650mと高低差のある山岳地帯に位置しています。
村の約半分が森林に覆われている自然豊かな地域で、温泉やスキーを目的に毎年多くの観光客が訪れています。
日程・開催時間
・日程
2026年1月15日(木)
・開催時間
19:00〜23:00
「道祖神祭り」の開催会場に入場するには入場券が必須となります。
入場券は「村民」または「当日村内に宿泊する人」のみ配布され、日帰りや村外の宿泊者は基本的に対象外となります。
開催場所
・馬場の原
長野県下高井郡野沢温泉村
お問い合わせ先
・ながの観光コンベンションビューロー
026-223-6050
道祖神祭り 当日の流れ
午後7時頃「松明(たいまつ)行列」
お祭りが始まる合図となる儀式で、村の各所で松明に火がつけられ、厄年の男たちや村人が炎を掲げて山からお祭り会場に移動します。
その後、高さ10mを超える社殿に「火の神・道祖神」を迎える儀式が行われます。
他の儀式と違った、静かで幻想的な美しさが魅力です。
午後7時30分頃「火入れ攻防戦」
松明を持った村人たちが社殿に向かって突進し、それを厄年(25歳・42歳)の男たちが押し返す儀式です。
ここでしか見ることのできないこの「火入れ攻防戦」の迫力は「道祖神祭り」の最大の見どころです。
午後8時30分頃「社殿の上部に点火」
火入れの攻防が終わると社殿の頂上に火が灯され、炎が一気に高く燃え上がります。
その迫力に観客からは思わずどよめきが上がり、火祭りならではの圧巻の光景が広がります。
午後8時45分頃「炎上・倒壊」
この時間では炎が一気に社殿の木組み全体を包み込み、大きな一本の火柱となります。
その後、バキッという音とともに少しずつ全体が崩れ落ちていきます。
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終了後「燃え残りを拾う」
燃え残りには、火の神の力が宿る縁起物として「無病息災のお守り」や「魔除け」のご利益があります。
そのため儀式終了後は、観客や村人たちは燃え残った炭や木片を拾い集め、それぞれが家に持ち帰ります。
見どころ
「道祖神祭り」最大の見どころは火祭り独特の迫力にある「火入れ攻防戦」です。
この「火入れ攻防戦」では、村人たちが松明を持ち社殿に突進し、それを厄年の男達が全力で押し返します。
何度も何度も繰り返しぶつかり合うことで、あたり一面に「炎の雨」のように火の粉が降り注ぐ光景が広がります。
この男たちの火傷寸前の本気の戦いは、ここでしか見ることのできないど迫力のスケール感です。
注意点・おすすめポイント
火との距離感 : 野沢温泉の火祭りは炎の勢いが強く、火の粉が飛ぶこともあります。燃えている社殿には近づきすぎないよう注意しましょう。
燃えにくい服装 : 飛んでくる火の粉で、ポリエステルの服やダウンは一瞬で穴があくことがあるため、燃えにくい服装で参加するようにしましょう。
帽子等の持参 : 火の粉から頭や髪を守るために、帽子やフード付きのアウターなどを準備しておくと安心です。
防寒対策 : 夜の野沢温泉村は−10℃以下になる日もあるため、カイロや手袋、マフラーを必ず準備して参加しましょう。
路面凍結 : 野沢温泉村周辺は積雪量が多く、歩道や道路が凍結しやすくなります。滑り止めの靴の使用など十分注意が必要です。
SNSの反応
・祭りが組織立ってる上にめちゃ迫力があり、火のパワー全開で、野沢温泉の皆さんのエネルギーを存分に感じられる素晴らしいお祭りでした
・「社殿を守れ!」 「火をつけろ!」そんな怒号が飛び交う中で、若者たちが全力でぶつかり合う光景は圧巻の一言
・日本三大火祭りなだけあってとにかく圧巻300年の歴史は伊達じゃないデス
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アクセス情報

・アクセス方法(車)
上信越道豊田飯山ICから約25分
・アクセス方法(バス)
長野駅から約1時間15分
戸狩野沢温泉駅から約20分
・交通規制情報
「道祖神祭り2026」開催に伴う交通規制は行われません。
駐車場
「道祖神祭り」開催場所周辺の駐車場情報を紹介します。
新田駐車場(立体)
| 24時間営業 | 1時間100円(12時間以降は2時間100円) |
新田駐車場(屋外)
| 9:00〜18:00 | 1回500円 |
横落駐車場
| 8:00〜17:00 | 1回500円(1泊2日1500円) |
まとめ
本記事では、長野県野沢温泉で行われている「道祖神祭り」について紹介しました。
松明行列から始まり、火入れ攻防戦、社殿の炎上まで続く一連の流れは、他では味わえない迫力があります。
祭りを安全に楽しむためには、入場券の事前確認や防寒対策、服装選びなどの準備がとても大切です。
火の粉が飛ぶスケール感あふれる伝統の火祭りを感じるために、ぜひ現地に足を運んでみてください。




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