山形県鶴岡市で毎年行われている「松例祭」は国の重要無形民俗文化財に指定されている歴史あるお祭りです。
今回は「松例祭」の日程・開催情報・見どころ・由来・SNSの声・アクセス方法・駐車場・混雑情報を詳しく紹介します。
2025基本情報
「松例祭」は羽黒山で行われている日本を代表する火祭りの1つで、毎年大晦日から元旦にかけて開催されています。
日程・開催時間
・日程
2025年12月31日(水)
・開催時間
9:00〜翌4:30
*20:30頃〜砂はき行事・御定目など
*22:45頃〜験競べ・大松明引き
開催場所
・出羽三山神社
山形県鶴岡市羽黒町手向字手向7
お問い合わせ先
・出羽三山神社
0235-62-2355
見どころ
「松例祭」最大の見どころは「大松明引き」です。
「大松明引き」では1トン近い重さの巨大な松明が火の粉を撒き散らしながら、担ぎ手の掛け声とともに、石段を一気に駆け上がります。
12月31日の羽黒山では、毎年雪が降り積もっているため、雪と炎のコラボレーションの神秘的な光景を体感することができます。
そして、最後には松明が倒れる方向によって、翌年の豊凶を占う儀式が行われ、来年の無事や豊作を祈ります。
写真や動画では感じきれない熱気や音、空気の揺れを体で味わえる、実際に足を運んでこそ魅力が伝わる祭りといえます。
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主な祭りの由来
この松例祭の由来となった説は大きく分けて3つあります。
由来その1「巨大な鬼説」
その昔、鳥海山から巨大な鬼が現れたことにより、町中に病気が広がりました。
羽黒山の神に祈り、そのお告げ通りに松明を焼き払うことによって鬼の災いが消えたというお話が始まりという説があります。
由来その2「文武天皇の追儺(ついな)説」
慶雲3年(706年)に全国で疫病が広まりました。この
疫病を祓うために、文武天皇が鬼を追う(追儺)儀式を行ったことが始まりとする説があります。
由来その3「蜂子皇子の焼き払い説」
蜂子皇子の時代に田んぼで多くの人が原因不明の病に倒れました。
皇子が祈願したところ「悪いものを焼き払え」というお告げがあり、松明を作って燃やしたことが始まりという説があります。
SNSでの声
ここでは過去の「松例祭」を実際に体感した人の声を紹介します。
・静かに厳かに時に激しく荒々しい庄内の自然と風土が、何十世代にもわたり育んだ庄内人の気質が表れていると松例祭を見て私は感じました。
・友人から誘われて訪れましたが、あまりの迫力と荘厳さに時間がたつのを忘れました。
・自然と信仰と文化が渾然一体となった圧倒的な時間にあっという間でした
松例祭2025アクセス情報
ここでは「松例祭」へのそれぞれのアクセス方法について紹介します。
アクセス方法「車」

・山形道庄内あさひICから約30分(25キロ)
アクセス方法「電車」

・JR鶴岡駅から羽黒山頂行きバスで約50分
交通規制情報
「松例祭」開催に伴う特別な交通規制情報はありません。
駐車場
・専用駐車場有り
・約200台駐車可能
| 自動二輪車 | 200円 |
| 普通車 | 400円 |
| 普通貨物車 | 600円 |
まとめ
今回は、山形県鶴岡市で行われている「松例祭」について紹介しました。
ここでしか体験することのできない、ドラマチックな雪の炎の対比を、ぜひ実際に体感してみてください。


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