千葉県香取市の山倉大神で毎年行われている「山倉の鮭祭り」。
このお祭りは2005年に千葉県の無形民俗文化財に指定されました。
今回は「山倉の鮭祭り」の概要・見どころ・日程・開催情報・駐車場・アクセス方法を紹介します。
山倉の鮭祭りの概要
「山倉の鮭祭り」の起源は詳しくはわかっていませんが、その昔近くに流れる栗山川を上ってきた鮭の頭に大の字があり、その鮭をこの祭りが行われる山倉大神に奉納したことが始まりと言われています。
大の字はその昔「大きな字=大いなるもの(=神)」の象徴という考えがあり、その大の字が鮭の頭にはっきり見えたことで「神のしるしを持つ鮭」が捕れたと考えられ、山倉大神に奉納されました。
昔はこの祭りが近づくと鮭が必ず遡上してきたため、この地では鮭を「おしゃけさま」と呼び大切してきました。
*遡上・・・川をさかのぼって上流へ進むことを指す。産卵のために海から川に流れを逆らって泳ぎ登ること。
「山倉の鮭祭り」での鮭は特別な力を持つ神への贈り物とされており、お祭り前日には、白川流包丁式という特別な神事で鮭を小さな切り身にさばき、参拝者へ配られます。
この鮭には「災いをサケる(避ける)」などといった病に対しての身を守るお守りのような意味があります。
鮭の護符(山倉大神)
毎年12月の第一日曜日に行われる山倉大神の初卯大祭は〈鮭祭り〉とも呼ばれ、塩漬けの鮭の切り身を護符として授与します。
世にも珍しい食べ物でできた護符。 pic.twitter.com/4KSGAT9g92
— 匕〒”キ@ (@hideki27fc5) December 1, 2024
お祭り当日には、まず鮭を奉納する古式行列(こしきぎょうれつ)が行われます。
これは、奉納された鮭を神前へ届けるために、昔ながらの作法で整えられた行列となっています。
行列には、鮭を運ぶ人や神職、お供物を持つ人などが並び厳粛な雰囲気で行われます。
夕方ごろには、神輿渡御(みこしとぎょ)という山倉大神のご神体を神輿に乗せて、地域を巡るという行事が行われます。
この山倉大神のご神体が地域を巡ることで、人々の災いや病から祈る行事となっています。
祭りの最後には、神様のお下がりを皆でいただくという宴が行われます。
ここでは、この地の伝統的な祝いの唄である「大根種」が披露されます。
「山倉の鮭祭り」の言葉だけでは伝えきれない雰囲気を、こちらの動画でご覧ください。
見どころ
「山倉の鮭祭り」の1番の見どころはやはり「鮭を奉納する古式行列」です。
この古式行列は、このお祭りの最も中心となる行事で祭りの意味そのものが全て詰まっています。
古式行列という名の通り、この行列では昔の形を現代にまで変わらず受け継いでおり、千葉県の無形民俗文化財の指定に大きく関わっています。
また、行列の形だけではなく、白川流包丁式で切られた鮭を持ち歩くなどといった、手順も全て昔から現代にまで受け継がれてきました。
ここでしか見ることのできない神聖な行列を間近で体験できる、この古式行列はこの祭り1番の見どころと言えます。
山倉の鮭祭り2025の日程・開催場所
| 日程 | 2025年12月7日(日) |
| 開催時間 | 11:00〜17:00 |
| 開催場所 | 山倉大神 |
| 住所 | 千葉県香取市山倉2347-1 |
| 入場料 | 無料 |
| 臨時連絡先 | 0478-79-2706(山倉大神) 0478-79-2802(観福寺) |
駐車場
・山倉大神駐車場
・駐車場無料 数十台駐車可能
アクセス方法
車
東関東自動車道大栄ICから約25分(約23キロ)
佐原香取ICから約18分(約13キロ)
高速バス
・京成バス千葉交通
東京駅発/旭経由銚子行・栗源まで(約1時間22分)
・栗源下車後徒歩30分(約2.5キロ)
電車
最寄り駅からは約15キロ離れているため、アクセスには車や高速バスを利用が便利です。
まとめ
今回は千葉県香取市の山倉大神で毎年行われている「山倉の鮭祭り」について紹介しました。
千葉県の無形民俗文化財に指定されるほど伝統あるこの祭りは、古くから変わらず受け継がれた手順や行列が魅力です。
みなさんも是非一度参加してみてはいかがでしょうか?



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