和菓子は実は健康食と言われていることをご存知でしょうか?
今回はそんな和菓子が健康的な理由や近年再注目されている理由や日本各地で開催されている、和菓子を使ったイベントについてもまとめました。
和菓子が健康的な理由

一つ目は、低カロリーで太りにくい点です。和菓子は、洋菓子のように油やバターなどを使わずに作られるため、脂質が少なくカロリーが控えめです。
そのため「甘いものが食べたいけどカロリーが気になる」という人でも、罪悪感なく楽しめるお菓子といえます。
二つ目は、食べ過ぎを防ぎやすい点です。脂質が少ないことは、実は食欲を抑えることにも繋がります。
脂質には、脳の「満腹中枢」を鈍らせて食欲を増進させてしまう働きがあります。
そのため、脂質を多く含む洋菓子は、つい食べすぎてしまうことがありますが、和菓子は脂質が控えめなぶん、自然と食べすぎを防ぐことができます。
三つ目は、添加物が少なく自然素材が中心という点です。和菓子はもともと、自然の素材を使って作る伝統文化から生まれたお菓子です。
洋菓子のように保存料や香料を多く使う必要がなく、砂糖そのものに保存効果があるため、添加物をほとんど使わないのが特徴です。自然素材が中心なので、体にもやさしく安心して食べられる点も魅力です。
なぜ和菓子が再注目されているのか
和菓子の魅力の一つは、健康的であるという点です。
油やバターを使わず、自然素材を中心に作られるため健康的で季節を感じられることが理由です。
和菓子は「日本の季節を味わうために生まれた」とも言われ、春の桜、夏の涼、秋の栗、冬の雪景色など、四季の移ろいを味覚と見た目で感じることができるお菓子です。
こうした「季節とともに味わう楽しさ」も、和菓子が健康的であり続ける理由であり、人気の背景になっています。
和菓子は、繊細で美しい見た目も大きな魅力です。
色合いや形の美しさは写真映えしやすく、SNS映えする点も再注目の理由と言えます。
近年ではインフルエンサーを通じて海外にも広まり、和菓子そのものが「日本らしいアート」として注目を集めています。
その結果、日本文化を体験したい観光客の増加にもつながっています。
和菓子の起源は縄文時代にまでさかのぼるとも言われ、伝統と文化が息づく日本の象徴ある点も再注目の理由です。
海外からの観光客の間でも「日本らしさを感じる体験」として、和菓子づくりや茶席での和菓子が高く評価されています。
古くから続く技と美意識が息づく和菓子は、まさに「食べる文化遺産」とも言える存在です。
近年では和菓子を使ったさまざまなイベントも
・全国銘菓展
「全国銘菓展」は、東京・日本橋三越本店で毎年3月下旬ごろに開催されるイベントです。
1950年ごろから70年以上の歴史を持つ、伝統的なイベントで全国各地からトップクラスの技術を持つ和菓子職人達が集まり、和菓子を販売しています。
毎年テーマが設けられて、それに応じた和菓子を楽しむことができます。2025年は「宇宙」2024年「四季」といったテーマでの和菓子を楽しまれていました。
今までに感じたことのない、和菓子の奥深さや新たなる魅力を感じることができるイベントとなっています。
・あんこ旅
「あんこ旅」はイベントは、ぜんざい発祥の地と言われている島根県の出雲市と津和野町で開催されているあんこスイーツのイベントです。
このイベントでは出雲市と津和野町の対象となっている和菓子屋を巡りスタンプラリーを行うといったものです。
ぜんざいの発祥の地でスタンプラリーを行いながら、さまざまな和菓子と街並みを感じることができます。
まとめ
今回は和菓子の健康食と言われる理由や再注目されている理由などについてまとめました。
和菓子は、私たちの体にやさしいだけでなく、見た目の美しさや四季の移ろいを通して日本文化を味わうことができる存在です。
これからも、健康を意識しながら“心を満たす一品”として楽しんでいきましょう。


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